若い頃のスキンケアと比較して、注意したいポイントはまず保湿です。洗顔後はなるべく早く化粧水や乳液などで、皮膚の乾燥を防ぎ、常に潤いのある状態を保ちましょう。
また、紫外線対策をきちんと行い、肌のダメージを増やさないようにすることと、長時間、化粧したままの状態でいることをなるべく避けることが大切です。
皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下組織の三層構造になっており、表皮の表面は角質でおおわれています。この角質層は、加齢に伴い弱くなっていくため、水分が抜けやすくなります。また、真皮においてもコラーゲンの不足により、徐々に弾力性が失われていきます。このような保水力や弾力性の低下により、皮膚がかさついたり、小じわができやすくなります。
太陽の光を浴びることはビタミンDの活性化に有効ですが、長時間日光に当たることは、紫外線によるシミの原因となり、肌にとっては大きなダメージです。ビタミンDの活性化は、10〜15分程度の散歩や、室内での照り返しで充分効果があります。
紫外線によって作られたメラニンは、時間を経てシミとなって表われます。いったん出来たシミを取り除くことは、簡単なことではありません。また、紫外線は真皮まで届くため、繰り返し日光を浴びていると、弾力性が失われるため、深いしわができる原因にもなります。
肌がたるんでくると、毛穴が広がり、そこに汚れがたまって目立つようになります。ゴシゴシとこすって落とすやり方は、必要な皮脂まで落としてしまい、肌の弱い人は炎症を起こしかねません。まず、洗顔料を泡立て、その泡を毛穴の中まで入れて、泡の表面張力によって、毛穴の汚れを自然に押し出すようにします。
すすぐ時も、こするのではなく、ぬるま湯を下から顔に向けて何回もかけるようにして洗い、最後に冷水で毛穴をひきしめます。また、タオルで拭く時も、やさしく押さえるようにしましょう。
洗顔後は、肌が乾いてしまわないうちに、なるべく早く化粧水をつけましょう。タップリの化粧水を軽くたたくようにしてつけますが、コットンを使うよりも手のひらの方が、肌にやさしいと言えるでしょう。そのあと、乳液や美容液を使って水分の蒸発を防ぎますが、栄養クリームは油分が多すぎて、逆に皮膚呼吸を妨げることがありますので、オイルフリーのものをお勧めします。
マッサージは血行を良くし、肌のたるみを防ぐ効果がありますが、時間が無い時は、メイクを落とす際に、クレンジングジェルを使って行っても良いでしょう。
更年期の女性のメイクのポイントは、明るさとメリハリです。化粧水と保湿液をつた後、リキッドタイプのファンデーションを、丁寧に筋肉の方向に沿ってつけます。仕上げにパウダーをはたき、最後にハケで余分な粉を落とすようにすると、自然な感じになります。
チークをつける場合は、つけ過ぎに注意して、頬骨に沿って軽くひとハケ入れる程度にすると、顔が明るく若々しい感じになります。さらに、額と鼻筋や眉尻の下側にハイライトをいれると、顔にメリハリが生まれます。
眉の書き方で顔の印象は決まると言われます。あくまでも自分の眉の形に沿って、1本づつ書き足していく感じで、眉尻をやや長めに眉頭より下げないようにするのが若々しく見えるコツです。
アイラインを入れる場合は、なるべく細めに、あまり目尻を上げすぎないようにしましょう。アイシャドウは自然な色を数色選び、アイホールの内側にグラデーションを描くようにつけると、メリハリが出ます。
口紅は、リップブラシやペンシルを使い、唇よりやや大きめで口角を上げ気味に描くと、口元の緩みが目立たなくなります。
加齢に伴い、女性も男性ほどではありませんが、薄毛や脱毛が多くなります。毎日のシャンプーで頭皮をマッサージし、毛根の脂を取り除くようにしましょう。
また、頻繁なパーマやヘアダイは、髪へのダメージが大きく、切れ毛・細毛の原因となりますので、なるべく間隔をあけて、3ヶ月に1回程度にした方が良いと思われます。