肩は頭と2本の腕を支えているため、肩の筋肉には常に大きな負担がかかっています。長時間同じ姿勢でいると血行が悪くなり、疲労物質が溜まるため、肩こりを引き起こします。特に中高年の女性に多くみられる理由としては、筋力の衰えや自律神経の乱れが起こることに加え、料理やアイロンがけなど、家事には頭を下に向けて行う作業が多いことも原因のひとつです。
肩こりは姿勢の悪さが大きく関係します。普段から正しい姿勢(あごをひき、背筋を伸ばし、胸をそらしすぎないようにしながら、頭のてっぺんからかかとまでが一直線になる姿勢)を意識するように努めましょう。また、肩周辺の筋肉を温めたり、マッサージや肩甲骨を動かす運動で筋肉をほぐしてあげるようにしましょう。
正式な病名を肩関節周囲炎といい、肩が痛くて腕が上がらなくなったり、背中に手を回せなくなったりする症状です。症状が軽い場合は、肩こり同様、温めたり軽く肩を動かすことが必要です。痛いからといってまったく動かさないでいると、関節が固まってしまい、悪化する可能性があります。但し、痛みがひどい場合は自己判断せず、すぐに整形外科医で治療を受けるようにしましょう。
更年期の腰痛は、主に腹筋と背筋の筋力が低下することにより、身体の要となる腰に過分な負担がかかることで起こります。また、閉経後、カルシウム不足による骨粗しょう症が進行すると、脊椎が変形し脊椎骨がつぶれるため、痛みを感じることもあります。
単に姿勢の悪さや疲労による場合は、入浴やマッサージで背部のかたくなった筋肉をほぐし、腹筋と背筋を鍛える運動を少しずつ行うようにしましょう。但し、急性の腰痛で、数日間安静にしても症状が改善しない場合は、整形外科医を受診することをおすすめします。
加齢とともに膝の関節をおおっている軟骨がすり減り、立ち上がる時や階段を昇り降りする際に、強い痛みを感じる場合があります。この変形性膝関節症は、進行すると膝に水が溜まったり、膝が伸びにくくなりますので、正座を避け、膝を冷やさないようにしましょう。また、大腿部の筋力の衰えや肥満が関係しますので、整形外科医の指導の下に、膝の周りや大腿部の筋肉を鍛えるようにしましょう。
関節リウマチの原因は解明されていませんが、本来、ウイルスなど外敵の侵入に際し身体を守る免疫機能が、なぜか自分の身体を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつとされています。中高年の女性に多くみられる病気で、関節が炎症を起こし、ひどい腫れや痛みを覚えるため、日常生活にも影響を及ぼします。
また進行すると軟骨や靭帯を破壊しまう可能性があります。現在は治療方法にも進歩がみられ、かならずしも治らない病気とは言えませんので、悲観的にならずに早い時期に専門医に相談するようにしましょう。