昔は、中高年以降になると、性欲や性行為の回数は自然と減っていくものというのが、一般的な考えでしたが、現代では、人々の寿命が延び、ライフスタイルも大きく変わって多様化したため、「中高年の性行為はこうあるべき」という常識は、あてはまらなくなってきたと言えます。既成概念にとらわれず、それぞれのパートナーとの望ましい関係を作りましょう。
女性の場合、エストロゲンの減少により膣の粘膜が乾き、性行為の際に痛みを感じるなどの理由から、閉経すると性欲が減退することはよくあるケースですが、逆に、妊娠の心配や生理痛がなくなるため、気分が開放的になって性欲が増進する場合もみられます。
更年期の女性は、膣の粘膜が萎縮するとともに、潤いがなくなることが多いため、性行為に苦痛を伴うことがあります。痛みをガマンしながら、男性が気づいてくれるのを待つのではなく、女性の方から説明し、要望を伝えた方が良いと思われます。
必ずしも挿入する性行為でなくても、スキンシップで充分満足できる場合もありますので、お互いが話し合って、より良い性行為の形を探しましょう。
性交痛をやわらげる方法には、以下の4つが挙げられます。
ある調査によると、年齢が50代以上の人のうち、約半数が倦怠期である一方で、5人に1人は週1回以上性行為をしているとの結果が報告されています。このことからも、今や性生活は多様化しており、平均値はあまり意味を持たなくなってきていると思われます。
ただ、カップル間で一方的な倦怠期が続くことは、好ましい状態とは言えませんので、性行為を拒否する理由をきちんと説明することが大切です
更年期は生理不順が多くみられるため、閉経したと思っていたら、数ヵ月後にまた始まったというケースがあります。子供を生むつもりがない場合、完全に閉経するまでは、避妊はしっかり行うようにしましょう。
また、万が一、性病にかかってしまったらきちんと治療を受け、パートナーには絶対にうつさないのがマナーです。